ハブになって集客

昔の話になりますが、温泉街というと、宿泊施設に夜の社交場、射的場や秘宝館とその町で遊びや観光が済むような作りになっています。
またバブル時代は旅館やホテルを大型化し、宿泊施設の中にバーや娯楽施設を備え、客を取り逃がさないという形が流行りました。

いずれも大型観光バスを仕立て乗り込んでくる団体旅行客を想定しています。

 

しかし、今どき社員旅行といったものも廃れてしまい、団体旅行者を見込めなくなりました。
また観光バス会社も「団体客」から「個人客」にシフトし、ひとりでブラブラと観光ができる風景や食事処を回るプランで人気を回復しています。

数年前の爆買いが話題になった中国人も団体旅行は鳴りを潜め、個人旅行を楽しんでいます。

個人客の多くにとって、限られた日数と資金で、いかに多くの観光地を巡ることができるかを考えるのも楽しみです。
また、昔は社員旅行で団体だった人たちも定年退職後には夫婦で旅行を楽しむなど個人旅行客になってきました。日本人旅行者も「ハブ」的な場所を求めているといえます。

 

大阪や福岡のように「ハブ」として成功するためには、自治体の意識改革が必要です。

昔のように、自分の市や町にだけお金を落としてもらうという感覚では、街づくりも古臭くなってしまうばかりです。
隣の市がライバルという考え方を止め、協力して街づくりをしていく。

中部地方ならば名古屋、中国地方なら広島と、ハブ作りを考えてみまよう。

岡山の倉敷だって、広島を軸に考えれば日帰り観光ができます。
広島に宿泊し、そこから四国、山陰の都市めぐりも考えられます。

 

ひとつの都市だけに限定した集客を考えていては、観光客は頭打ちになってしまいます。
旅行者は貪欲です。
近隣の自治体を巻き込んで、インバウンド市場を発展させましょう。

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